◆【#0014】インターバンク市場
▽▲-------------------------------------------2005.11.16[wed]--▲▽
【マスタリング経済★ #0014 】インターバンク市場
経辞苑[K-Jien] 三好 健(みよしけん)
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こんにちは。三好 健です。
いつもこのメルマガを読んでいただき、ありがとうございます。
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■◇今回のテーマ! ≪インターバンク市場≫◇■
前回は「短期金融市場」について、書きました。
今回は、その「短期金融市場」が持つ機能(役割)のひとつ、「インターバ
ンク市場」についてです。
◆インターバンク市場 とは・・・
簡単にいうと「インターバンク市場」とは、「金融機関同士」で資金を融
通しあう市場のことです。
「銀行と銀行」、「銀行と証券会社」などで、資金を貸したり、借りたり
するわけですね。
インターバンク市場に参加している金融機関は、以下のような会社が上げ
られます。
○銀行
○農林中央金庫
○保険会社
○証券会社
○信託銀行」
◆「取り手」と「出し手」と呼びます。
日経新聞にもよく書かれていますが、短期金融市場では資金を「借りる
側」「貸す側」を、「取り手」「出し手」といいます。
○「取り手」・・・借りる側。資金を調達する側を指しています。
資金を「取る」側のことです。
○「出し手」・・・貸す側。資金を貸して、運用する側を指しています。
資金を「出す」側のことです。
この呼び方は「インターバンク市場」に限らず、「オープン市場」などで
も使いますので、覚えておいておきましょう。
◆「取り手」と「出し手」の主な顔ぶれ。
このインターバンク市場における主だった「取り手」(借りる側)の顔ぶれ
は、都銀や地銀です。
「出し手」(貸す側)の主な顔ぶれは、信託銀行をはじめ、投資信託、生保、
損保、農林中央金庫などです。
「取り手」が都銀や地銀などの銀行である理由は、やはり民間などに融資
をすることも多いため、不足した資金を短期金融市場で調達することにな
るからでしょう。
「出し手」に生保や損保が多いのは、業務内容が融資ではないからだと思
います。
生保の主な業務は、顧客が怪我をしたり病気をしたりしたときに、顧客に
保険金を支払うことです。
つまり、顧客に保険金を支払う条件が発生するまでは、基本的にお金は出
て行きません。
なので、それまでの間は資金をうまく運用することで、利益を得ているの
でしょうね。
余談ですが、「証券金融会社」が「証券会社」に貸すための株が不足した
ときも、「証券金融会社」は生保などから株を借りたりするのですよね。
いかに生保が、株式を保有し、資産運用をしているかの証明のようです。
(「証券金融会社」については、バックナンバーを参照してくださいね)
http://blog.mag2.com/m/log/0000173209/106619753?page=1#106619753
◆資金の貸し借りをする際には、ブローカーの仲介があります。
インターバンク市場で出し手と取り手をつなぐのが、「ブローカー」と呼
ばれる仲介専門の「短資会社」や、その子会社などです。
そのブローカーの「ディーラー」と呼ばれる専門家が、出し手の希望する
レートと取り手の希望するレートを見て、刻々と変化しつづける需給関係
の中で、仲介・調整していきます。
ディーラーは、借りたい人と貸したい人の間に立ち、資金の貸し借りを円
滑に行う役目を担っているのですね。
◆短期金融市場のことを調べていくと、いろいろと発見があります。
この短期金融市場というのは、日本のカネの流れを作り出す心臓のような
場所だと思います。
短期金融市場が心臓だとしたら、僕たち一般の人の財布は指先の毛細血管
にあたるのかも知れません。
心臓から送られた血液は、確実に毛細血管までたどり着くでしょう。
毛細血管にどんな血液が流れてくるのか、この心臓部を学ぶことで、何か
分かるようになるかもしれませんね。
■編集後記
今日の日経新聞1面トップ記事を飾ったのは、東証のシステム障害関連でし
た。
結構、東証が叩かれてましたね。気の毒に。
まあ、日本の証券取引の中核をなしていますしね、東証は。
叩かれるのも無理はないでしょう。
ただ、僕はネットワークの管理(下っ端ですが)をしてるのですが。
その視点で見ると、東証ばかり悪く言われていることが、かわいそうに感じ
てしまいます。(決して責任がないわけではないのでしょうけど)
なんでも、システム変更を行った外部委託先が作成した手順に、一部抜けが
あったとか。
手順に抜けがあったのも良くないですが、と同時に、障害が発生した際には
即座に過去の環境に戻すということがセオリー。少なくとも、システムを更
新するまでは動いていたのですしね。
そうすれば、復旧するのももう少し早かったのかもしれません。
大きなシステムを扱っている割には、作業者に緊張感が抜けているような気
がしました。
僕も自分の仕事でも、もっと緊張感を持ってやろうと思いました。
東証に障害があった場合に、名証や大証などに取引を肩代わりさせるという
案も良いですが、国内の株式取引でシェア9割超を握る東証の取引全てを、
他の取引所に肩代わりしてもらうのは、なかなか難しいかもしれないですね。
それをやったら、肩代わりをした取引所も共倒れしそう。
やるとしてら全取引ではなく、一部の取引に限られたりするかもしれません
ね。
とにかく、東証さんがんばってください!
ありがとうございました!
※よろしければこのメルマガを、友人や知人、仕事仲間に紹介してくると嬉
しいです。
ぜひぜひ、よろしくおねがいします。
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(裏・編集後記)
中国でエレベータが増産されつつあるそうです。
マンションや高層ビルなどが、これからどんどん建ってきそうな感じですね。
エレベータ景気とでもいうのでしょうか。
中国の成長からは目が離せないですね。

